独立のための勉強8:経営改善計画書を学ぼう
経営改善計画書の作成支援とは
経営改善計画書とは企業の事業計画であり、企業のP/L、B/S、C/Fの改善を進めるための設計図という目的に加え、金融機関に説明するなどして、リスケを始めとした、金融調整に使用する資料です。
詳細については中小企業庁のサイトを確認してください。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/kaizen/index.htm
特別、作成について資格は必要としません。ただ、税理士も行政書士も作成できないレベルであり、士業の中では会計士と診断士ぐらいしか作れないと思います。
実際に経営改善計画書を作る機会はそんなにあるものではありません。再生支援を専門的に作っている人ぐらいではないかと思います。ただ、ダウンロードして、内容を見るのは誰でも出来ますし、仮の企業で作ることはできないわけではありません。
実際の現場では、もっと細かい資料が沢山ついてきます。
本気で勉強したいのであれば、合わせて今は使わなくなった「金融検査マニュアル」も見ておくといいです。
経営改善計画書の作成支援は最も診断士の差が出るところ
経営改善計画書の作成支援は非常に難しいです。8年経った今でも、やはり間違うことはたくさんありますし、色々な数字の関係性であったり、売上や利益を上げるための施策はどうしようかということで頭を使うことも多いです。
実際には出来上がった成果物の内容にも差もあるみたいです。他の人の資料を見ることがないので、何とも言えませんが。
この経営改善計画書の作成は診断士の仕事のほとんどが入っています。現状分析、数値計画(P/L、B/S、C/F、返済計画)、行動計画、投資計画の全てができないと作り上げることができません。
最初は資料の作成に100時間かけても全くできないということもあると思います。それでも、これができるようになると、他の仕事も問題なく対応できるようになります。
実際に色々な仕事をさせて頂いていますが、経営改善計画書を作る上で必要な知識や能力が、ほとんどの仕事で役に立っています。
この記事を書こうと思った理由
診断士が本格的な業務レベルアップをして欲しいから。(ちょっと偉そうですけど)
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