独立診断士に求められるデータ加工・情報処理能力
データ扱い能力の重要性
中小企業診断士としてのデータ扱い能力はそんなに高いものを求められることはありません。エクセルで言えば、vlookupだったり、ピボットテーブルぐらいは使えるようになっておいた方がいいとは思います。
下手にVBAなどを使ってもメンテナンスができませんし、エクセルの基本的な関数が使えれば十分です。どちらかというとデータの参照に関する知識や関数は知っておくと便利かと思いいます。
データを取り扱う目的
データを取り扱うのは外部環境の分析資料の作成と内部環境分析の資料作成です。また、数値計画を作るときにデータを取り扱います。
基本的に私が使うのは以下の資料です。
・外部環境
- 業界の情報(企業数や店舗数の増減、市場規模の推移)
- 消費者の動向
- マクロ経済
- PEST面の変化(特に近年はT:テクノロジー)
外部環境の中でも一次データを基に事業の可能性などを提示することが必要になります。純粋に外部環境のデータを調べるのは楽しかったりします。
・内部環境
- 売上詳細
- 仕入詳細
- 経費詳細
- 設備投資
- 資金繰り状況
内部環境は決算書よりも管理データだったり、元帳のデータを参照するようにしています。決算書でわかるのはほんの一部です。
・数値計画
- 試算表
- 元帳データ
- 売上詳細
数値計画については粗利までが重要になるので、売上詳細は重要です。販管費はほぼ横ばいなので、試算表だったり、元帳のデータを参照することが多いです。
役に立つデータ
外部環境の分析をしようと思ったときに使うのは国勢調査などe-statにあるデータが最も有効です。最初は慣れないと思いますが、データを調べていくと面白いデータが見えてきます。
特に家計調査などは経年で見ると純粋に興味がわくぐらい面白いです。
あとは元帳データはやはり大事です。ただ、元帳データまで見る診断士はそれほど多くはないと思います。
文章を書こうと思った理由
外部環境分析の仕事をしていたので。
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