おすすめ本:ローマ人の物語

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ローマ人の物語とは

ローマ人の物語とは塩野七生氏の小説です。様々な場所で読むようにと言われているので、名前ぐらいは聞いたことがあるとは思います。一方で、文庫本43巻というボリュームを聞くだけで読まない人が多いのもよくわかっています。

面白さについてはそこら中で書かれているので、興味があればアマゾンのレビューでも参照してください。ここでは中小企業診断士の仕事とちょっとだけ関係した形でのレビューを記載してみます。

小説として面白い

単純にドラマとして面白いです。個人的には文庫版だと3巻(ハンニバル戦記)からはとんでもなく面白いと思いましたし、なぜ高校時代に地理でなくて、世界史を選ばなかったんだと思うほどです。

歴史小説は司馬遼太郎から入っていますが、ヨーロッパはほとんど知らなかったので、有名だから読んでみようと思ったというのがきっかけです。

「実際の歴史と違う」という批判があることは十分承知しています。それを言えば「竜馬がゆく」だってそうでしょうという話ですし、本当の歴史なんて、当事者以外は分からないのが当たり前です。

東京商工リサーチや帝国データバンクの記事も当事者としては違うなぁと思うこともあります。(そういうことも診断士として再生支援をしている場合にはあったりします。)

歴史のつながりは会社の沿革とも同じ

歴史の繋がりは会社の沿革と同じです。会社の強みも弱みも過去からの結果として出ているだけですし、実は強みと弱みの本質は違うところにあります。そして、現在の数字は過去に原因が必ずあります。(コロナ禍の影響もそうなんですが、さすがにそれを言うのは酷だと思います。)

私が診断士活動を始めたときに沢山の先輩診断士から教えてもらったのですが、会社の沿革を10年前から見るという方がいらっしゃいました。私も歴史本が好きだったので、なるほどと思っていましたが、仕事が長くなってくるとこの沿革を10年見るというのはまさに最もだと思いますし、実際にはもっと古くから調べることも増えています。

沿革を見ない人はやっぱり会社のことを理解できないし、相手にも理解してもらうことは難しいのではないかと思います。

この記事を書いた理由

本屋で塩野氏の新しい本を見つけたので。それと仕事が多くなってきたので、軽めの記事でと思ったので。


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中小企業診断士

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