中小企業診断士の二次試験について思うこと

目次

二次試験の思い出

全く参考にもなりませんし、自慢をするわけでもないのですが、二次試験に関してはほとんど勉強をできませんでした。小論文などは得意だと自信を持っていたのはあるかもしれませんが、準備不足は私が悪いですし、今ならもっと準備をすると思います。(結果オーライでしたが。)

結婚して、子供が生まれたばかりでしたし、中小企業診断士の二次試験の勉強にどれぐらいの力を注いでいるのかも診断士に合格してから知ったというのが実際のところです。

テストの前日に買ってきたテキストを読んで、youtubeで無料の動画を見たぐらいで、実際の勉強時間は本当に1日ぐらいだったと思います。テストが終わって、財務で落ちたと思いながら帰った覚えがあります。そんな状態でも合格することもあるんです。

二次試験について思うこと

独立してから本気で解いたことはないので、実際にどれぐらいの点数がつくのかわかりませんが、独立診断士として活動していると、問題をさらっと見て、ここを記載すればOKだなというのは分かります。

今の私は一次試験で受かる自信は全くありませんが、二次試験なら十分受かると思います。財務の試験も今なら問題ないと思ったりします。

なぜ、自信を持って言えるかというと、二次試験は答えが書いてあるからです。

コンサルとして仕事していると与件をヒアリングをして自分で作るので、まずヒアリングができるかが必要になりますし、ヒアリングの不足だとか、ポイント違いを起こさないようにやっていくことが重要になります。それに比べれば、答えが書いてある二次試験なんて楽です。

試験を採点者目線で

これは国語のテストの技術というか視点ですが、採点者にとっては採点が間違っていると指摘されるのが最も避けたいことです。つまり、ロジックは必ずつながるようになっていますし、材料は全て本文の中に揃っています。

逆に言うとロジックが繋がっていないことは採点ができないとなります。だから突飛なアイデアとか、独自の視点は全く要りません。必要なのは問題点がどこであり、それを解決するためにこの提案としたということだけですし、本文に記載があります。

4色のペンを使って解いたりする方法があるみたいですが、そんなにこだわらなくても、ちゃんと「困っている」とか「課題」とか記載があります。また、提言する内容も基本的には記載があるので、そんなに特別なことを書く必要はないです。

大体、働いたことがない大学生が何人も合格をしているという時点で、国語のテストの要素が強いというのが言えると思います。

二次試験と養成課程

ただ、診断士の仲間内で話をするときにも二次試験はよくできているという話をすることがあります。記述で診断士の仕事のやり方のセンスを見られるようにするのは本当に工夫も多いでしょうし、ご苦労もされていると頭が下がります。

一方で、二次試験を合格しないで、養成課程に進み、中小企業診断士の資格を取得する方法もあります。

養成課程出身の方が色々と言われることがあるのは知っていますが、個人的には内容を理解する、ポイントを見つけるという基礎的な国語力が不足している場合が多いのだと思います。

中小企業診断士が一人でコンサルをする場合は国語力が重要な場面が多いです。エクセルやパワポの能力も必要ではありますが、ヒアリングにおいては国語力と推理力とユーモアが求められることが多いです。なので、国語力が不足しているとコンサルとして仕事をするのが難しく、養成課程出身者の能力が不足していると言われることに繋がっているのかもしれません。

養成課程卒の方とペアになってお仕事をしたことがないので、よくわからないのですが、この辺りは機会があれば掘り下げてみようかと思います。


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