独立のための勉強6:過去の仕事を振り返ろう

2020年9月16日

目次

診断士という専門家の特徴

独立診断士は他の士業と違い、サラリーマンという業務経験を保有しています。弁護士さんや税理士さん、会計士さんは大学時代からずっと勉強一筋、資格を保有して仕事をするという場合が多いです。(もちろんサラリーマンをされている場合もありますが。)

大体の独立診断士は転職して、2~3社経験している場合も多いです。だからこそ、これまでの会社で沢山の経験をされているはずです。実はこれは非常に大切な資産、武器になってきます。

今の企業で成果を出せているか。

独立して成功している人は働いている職場で何らかの成果を残せている人が多いです。組織という色々な要素がある場所で、成果を出すことは実は簡単だと思います。問題の起きていない会社なんて絶対にありません。もし、本当に問題がないなら、それ自体が問題です。

診断士の資格を勉強するぐらい積極的な人はやり方を工夫したり、新しい仕組みを作り上げたりすることをしているのではないかと思います。

ですので、これまでに自分がやってきた成果をまずはまとめてみましょう。その時の状況や問題点、取り組みの概要・詳細、行動するための具体的な工夫、上手くいかなかった部分など、他の人に話しても関心を得られるようにしてみましょう。

正直、今の現場で成果を出せない人は独立するのは止めておいてください。お勧めしません。自分や家族だけでなく、関わった人全てを不幸にします。

振り返って、経験を武器にする

自らの経験は本当に役に立ちます。製造業に小売・サービスの視点を伝えることで新しいことが生まれることはたくさんあります。卸売業に小売業の情報を伝えて、行動を変えてもらうことだってあります。アパレル業に金属加工業のノウハウを伝えることだってあります。

ただ、持っているだけでは使えません。ちゃんと纏めておかないと上手く使えません。何が良かったのか、どこがポイントなのかちゃんと振り返っておくことが大事です。

振り返りは自らが持っている武器を磨くことですから、ちゃんとやっておくことが大事です。

独立した今でも、関与した案件について定期的に振り返りますし、ネタとして常に使いながら実践で武器を磨き続けています。

この記事を書いた理由

コンサルティングの中で、働いていたころの事例を自分が使ったので。


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中小企業診断士

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