独立のための勉強10:仲間を作ろう

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独立すると孤独になる

独立すると孤独になります。独立前に準備をしていれば、ある程度は避けられますが、やっぱり大きく環境は変わります。特に最初の方は毎日通っていた職場の人と話をすることもなくなり、一日で話をしたのは家族だけという日が続くことになります。

単純に診断士生活を楽しんでやるためにも、仲間は作る方がいいと思います。3年程度なら問題なく頑張れますが、10年、20年と一人でやっていくのはやはり辛いだろうと思います。

飲み会で交流するだけで、精神的にも楽しくなってきます。

情報を集めるのは仲間内からが一番簡単

精神的なもの以外にも情報を得られるのは仲間内からというのが一番多いです。

補助金についてFacebookで律儀に上げていらっしゃる方がいますが、そういったことだけではありません。

どういう仕事がこれから増えるか、勉強は何をしたらいいか。自分では対応できない事象に対しての方法であったり、いくつも欲しい情報は増えていきます。ITのネタ、製造現場のネタ、マーケティングのネタなどセミナーではなく、直接、仲間の診断士から教えてもらうこともあります。

飲み会の中でわかる話なんていうのは山ほどあります。コンプライアンス的に微妙な話も多分あります。ただ、情報は得た上で、自分がどう使うかということになります。

仲間は一番の営業マン

情報を得るだけでなく、診断士の仲間は営業マンでもあります。あの人の人間性はどうだとか、仕事ぶりがどうだというようなことを聞かれることは沢山あります。

特に、現在のように診断士が不足している状況では新しい診断士を探す上で、人からの口コミというのは最も重要視されます。「この人が進めてくれる人なら安心」ということで、選定されることは沢山あります。所謂、与信ですね。

私も実際に他の診断士の先輩方、同年代の仲間からお仕事を紹介して頂いたことは沢山あります。

診断士として、仲間を作っていき、一緒に紹介し合うことで仕事は増えていきますし、空きのタイミングというのも減っていくことになります。

仲間を作る上での注意点

仲間というのは強い上下関係ではありません。研究会や実務補習での囲い込みもありますし、ひよこ食いを狙っての仲間づくりをされている方もいます。(本当はやっちゃいけないのですが、ありますよね。)

特に頼りたい人、依存度の高い人は気をつけてください。逆説的になりますが、究極的にはやっぱりコンサルタントというのは孤独であるべきだとも思ったりします。

仲間を作るには一緒に勉強したり、飲んだり、話し合ったり、イベントをしたりということで、関係性を作っていくことが必要になります。うまく診断協会を使えばいいとも思います。診断士が少ない地域であれば、ZOOM等を使ってコミュニケーションを取ったり、メールなどで直接問い合わせてもいいと思います。

結局のところ、仲間を作るためにも、自ら動くことが必要になります。

中小企業診断士という未開拓市場のパイを一緒に広げて行けるような人と仲間を作っていってください。


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