独立中小企業診断士のQCD(品質、コスト、納期)
中小企業診断士の品質ってなんですか?
中小企業診断士の試験を合格された方なら、もちろんQCDという言葉は分かると思います。
Q(Quality):品質
C(Cost):価格
D(Delivery):納期
じゃぁ品質って、何が正解なんだろうというのは独立してからも正直わかりません。中小企業診断士の成果物は仕様が決まっているわけではありませんから。
もちろん何百という成果物は提出していますし、そこそこ評価をしてもらっているからリピートもあるんだろうと思いますが、じゃぁ、品質の基準ってどこなんですかと言われると答えに詰まります。
これぐらいは調べて書きたいというのは毎回考えていますし、他の診断士よりもより良い成果物を出したいとは思っていますが、決まった形はないので、いつも不安です。
独立して複数年経ている診断士が悩んでいるのに、独立したいという人が能力が足りないと発言されているのを聞くので、余計に「品質」「能力」って何なんだと思うわけです。
コストと納期は勝負できる
ただ、コストと納期だけは間違いなく基準を付けられます。
コストに関しては費用(価格)ですから、仕事を頼んでくれる先が決めてくれます。もちろん元請けでやる場合は、先方と交渉してOKならいいわけです。
Q・C・Dが最初からパーフェクトにできる診断士なんているわけないんです。(最後になったって、難しいと思いますし)
大体、品質基準が決められないから、独占業務もないわけですし、だったら他のところで価値を見出した方が正しいんじゃないかと思います。
品質の担保の方法
とは言っても、中小企業診断士の成果物に品質に差があるのも事実です。誰にも文句を言わせないぐらい良い資料ができる人ならいいですが、それは結構難しいと思っています。
そんな中小企業診断士の成果物ですが、品質を担保する方法は一つだけあります。それはドラフトを作って調整していくということです。
基本的に成果物の品質の答えは自分の中にはなくて、クライアントの中にあります。評価するのはクライアントですから。仮にクライアントに「考えたことがなかった。ありがとう。」と言われたとしても答えはクライアントの中にあります。
目次だけ、方針だけでもさっさと作って、クライアントに対して摺合せをすればいいんです。途中でドラフトを出して、確認をしながら進めれば間違いも減っていきます。どうせ自分では品質基準なんてわからないんですから。
ドラフトを何度か作りながらやり取りをしていき、成果物を確定させていくというのが、品質担保の唯一の方法となります。結構、できていない人が多いなぁと思っていることだったりします。
この記事を書いた(リライトした)理由
成果物を出したタイミングだったので。「何年たってもいつも怖いんだよ」ということ伝えたいと思って。
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