実務補習の裏側(中小企業診断士試験)

目次

大したことは書けませんが・・・

実務補習の指導員はやったことがあります。詳細については守秘義務がありますので、あまり大したことは書けません。

やっぱり気になるところだと思うでしょうし、変な噂も飛び交っています。実務補習を担当した指導員側からの話というのがあってもいいように思うので、ちょっと書き込んでみようかなと思います。

私は基本的に実務補習は余り引き受けたくないというのが正直なところです。実務補習の先生が足りないという場合だけ、参加させていただくぐらいです。

なぜなら、とても大変な仕事ですし、収入がいいかどうかで言えば・・・。もちろん受験者だった時に実務補習の費用が非常に高いと思ったことは覚えていますが、講師側になると・・・。この辺りは計算してもらえばわかると思います。とは言っても、サラリーマンの家計の感覚だと高い金額をもらえていると思うかもしれないですけどね。

頑張れば、頑張るほど、割りが悪くなるというのもつらいところです。講師として、企業に対して少しでも価値のあるものを提供できるようにしたい、受講生に何か持ち帰ってもらいたいと思えば、5日間コースでも、前準備、自習期間もかなり手間をかけないと中々難しいですから。

こんなことを書いてはいますが、普段接しない受講者と話をするのは非常に楽しいですし、実務補習後の飲み会に誘ってもらえたりしたら、実務補習の内容が評価してもらえたんだと思うので、うれしいんですけどね。

5日間コースと15日間コースとどちらがいいか。

5日間コースと15日間コースとどちらがいいかについては一長一短があります。最近は5日間コースが人気がありますね。5日間コースはすぐに埋まるけど、15日間コースは比較的空きがあるということを聞きます。私は15日間コースで取得したので、5日間コースはやっていないですが。

5日間コースは仕事への負担は確実に少ないと思います。2年間かけて取るぐらいの想定であれば、そこまでの負担にはなりませんし。チームメンバーも変えながらということになるので、これも楽しいと思ったりします。

15日間コースは仕事への負担はやはりあると思います。私はシフト制の仕事だったので、うまく使いながらやったというのはあります。けれど、そこまで「大変か?」というのは本音です。

普段しない仕事ですし、PCを打つのが慣れていなければ、そのあたりは大変だと思います。特に最初の5日間は大変な度合いが大きいと思います。あとは指導員次第というのもありますけど・・・

それでも気持ちをキープしたままで、同じメンバーと進めていけるというのは15日間コースの醍醐味だと思います。

早く独立したいという人は15日コース一択だと思います。15日コースが超えられないぐらいだと、独立して成功はできないんじゃないかと思ったりもします。副業したいという人も一緒のような気がします。

いい指導員と出会えるか

指導員は完全ランダムです。指導員が生徒を選ぶことはできませんし、生徒も指導員を選ぶことはできません。マッチングで考えられているとは聞きますが、どういう理由で選択されているかはわかりません。

ですので、指導員に関しては運です。あきらめてください。仮に私が指導員になった場合も、能力の保証はできないので、あきらめてください。

中小企業診断士として、この世界で生きているといろいろな噂を聞きます。診断士の飲み会なんてのは他の診断士の話がほとんどだったりします。その中では診断士の癖やいいところ、ダメなところなんていうのもよく出てくるので、指導員をしている人の噂も入ってきます。

指導員をしている人の能力はピンキリです。私がいる地域は何とも言えません。ただ、儲かる仕事ではないので、儲けている診断士が積極的に指導員をする仕組みにはなっていないというのは事実です。ただ、実際のところは受講してみてからしかわかりません。相性もある程度は影響しますから。

受講するまでの指導員の見分け方として以下がポイントになると個人的には思っています。ただ、あくまで一例です。責任は持ちません。

  • HPなどで情報がでてくるかどうか。
  • 診断協会の役職についているかどうか。
  • 1週間前にメールがちゃんと届くか。
  • 資料の中に決算書と合わせて、勘定科目内訳明細書が入っているか。

できれば、実務補習は能力の高い診断士にしてもらい、中小企業診断士というものに夢や希望を感じてもらいたいというのはあるのですが。

この記事を書こうと思った理由

実務従事について調べていたので。


記事の内容が良かったらタップ、クリックお願いします。

中小企業診断士

中小企業診断士