中小企業診断士のお仕事4.セミナー・研修

目次

セミナー・研修の仕事

診断士としてセミナー、研修の仕事は切っても切れないものだと思います。といっても、私はセミナーは1年に1度ぐらいしかやらないですし、研修はほとんどやったことがないので、詳しくはありません。

セミナーと研修は違うものなのですが、ワークショップの有無だとか、同じ会社の人だけだと研修で・・・というような話を考え出すと、どこまでがセミナーで、どこからが研修という定義をするのが面倒くさいので、一緒に考えてみたいと思います。(一方的に話すだけの完全にセミナーの仕事では正直稼げませんし、満足度もあがりませんしね。)

コロナ禍の中で、様子が変わっているので、今後のところはなくなっていくのではないかと感じています。ウェビナーでセミナー、研修をやっていくことも増えるとは思いますが、単価も下がってしまうでしょうし、本当にセミナー、研修で食べられる人はごく一部になりそうだと思っています。

セミナー・研修専門の人の様子

セミナー・研修専門の人の様子を見ると本当に忙しそうです。売れっ子になれば、200本ぐらい一年にされている方もいたりするので、各地へ飛びまくったりしているようです。実際にfacebookでも新幹線や空港の写真が山ほど出てきますし。

たまたま会ったタイミングで話をしても、やはり忙しいと言われていますよね。やりがいはあるんだと思いますが。資料の調整や打ち合わせなんかも時間がかかるはずですし、移動もありますし、休んでいる暇がないみたいです。

セミナー・研修の仕事の取り方

セミナー・研修の仕事の取り方は直接声がかかるのとエージェント、先輩診断士(協会経由)からの三つのパターンがあります。

直接声がかかるのはHPなどで掲載している場合や、一度やった案件から紹介がある場合などですね。特にWEBに力を入れておけば、引き合いはあるみたいです。どういうクライアントでセミナー・研修をやったか、どういう内容をできるかというのは重要になると思います。

エージェントの仕事は登録して、そこから話が来るという形ですよね。売れっ子の方はエージェント経由が多いみたいです。ただ、エージェントから仕事が来るのは診断士だからではなくて、それまでの経歴があってというように思います。どこかの会社の取締役をやっていた、何かの部門の第一人者、非常に活躍している女性といった外から見てわかりやすい属性を持っている方がほとんどです。

先輩診断士(協会経由)からの声掛けは結構あります。私がセミナーをするのもこのパターンです。先輩診断士は色々なところから話がありますが、自分でやるのも時間がないのもあるでしょうし、若手を育てるという意識で、結構振ってくれます。ただ、知らない人、評価が著しく低い人には仕事を任せられないというのは当たり前ですよね。

セミナー・研修の収入

本当に話すだけのセミナーでは1時間1万円~3万円なんて言うのも普通です。先輩診断士や協会からの仕事は「安いけどやる?」と言われるパターンが多いですね。

専業でされている方は1日数十万という話も聞きます。エージェント経由の方が高くなりやすいように思います。セミナー・研修中心で年間の売上が2000万~3000万円を超えているという話も聞きます。

直接になれば自分で交渉できるので金額は自由ですが、クライアントの予算次第ですね。

セミナー・研修の仕事のメリット・デメリット

セミナー・研修の仕事のメリットは効率がいいというところですね。一つ作れば、それを使いまわせるので、年間200件といった仕事を引き受けることも可能になるということですよね。(忙しさは知りません。)

デメリットは仕入れができないということですね。ネタを作る段階では仕入れもしますし、毎回少しずつ変えたりはあるんでしょうが、基本の部分は変わらないです。

他の仕事だと仕事自体がネタの仕入れになりますが、セミナーの仕事自体は仕入れになりにくいです。実際に何年も同じネタでセミナーをされている方もいらっしゃいます。こうなってくると漫才師と同じですね。

個人的にはネタを作り終えた段階で飽きているので、(旅行のスケジュール作りと同じ感覚)年に1回程度でいいなと思っています。


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